風猫

深夜から吹き続いた強風が久し振りの安眠を誘い、今朝の目覚めは格別でした。

近所の喫茶店で暑中お見舞いの葉書を何枚か書き、文房具屋で音楽帳を買いました。

家に戻ると強風が、無理矢理頭を潜り込ませて扉をこじ開けようとする猫の如く、窓の隙間からびゅんびゅん鳴いていたので開けてやりました。部屋中のあらゆる窓を開けると風の通り道が見えて、何故か涙腺が緩んで、「アメリ」を見返したくなりました。