Angelo

明日、イタリア語教室の先生が主宰するちいさなパーティー(音楽会なる催し物)に参加することになりました。実は、ぼくは肝心の教室にはあまり通わなくなったいわば幽霊生徒です。それなのにマメにメールをくれる先生。でも内容は「フットサルの試合あるけど、やらない?」とか、「歌いにきてよー」です。この世間で言うダメ先生はしかしぼくにとっては愛すべき存在です。


まるで服についた染みのような出来事についての愚痴メールを送信したその夜、「キミなら大丈夫。でも心配な事が起こったらまたいつでもメールしてきてよ!」というメッセージが届いていました。多分、イタリア人だから調子がいいのかもしれない。けれどとても元気が出たことをよく憶えています。何故だろう。ひと匙の真心が疑り深い頭に落ちてきて、ぼくは彼のことをいつかとびきり驚くほど喜ばせたいと思いました。