ありがとうの晩餐会

楽しいけれど、骨が折れる、でもやっぱり楽しいのがプレゼント選びです。
街中を徘徊すること1時間・・・
受取人の部屋が前よりほんの少しハッピーになるものをようやく見つけました。

そしてぼくにもキュートな小銭入れのプレゼントがありました!
東京へやって来てから3つの財布が行方不明になり、ついに四代目になるこの財布は
鞄職人によるハンドメイドだそうで、ひとつひとつ微妙にデザインが違います。
遊び心満点のハッピーアイテムはぼくの緑のリュックの中で、歩く度にともにユサユサと揺れるのです。まるでスキップするように。

愛の囚人

このところライオンのドキュメンタリーにすっかり心を奪われて、
一日中画面に張り付いています。


路頭に迷うムフロンの(ような)赤ちゃんを見つけたメスライオン。
ソロソロと近づいていきます。
食べられる恐怖に身悶えながら逃げる赤ん坊。
しかし、ついてはくるものの一向に食べようとはしないので、ムフロンも複雑な表情。
しばらくするとライオンはさらに子供に接近し、ついに・・・!
ついにムフロンの顔を舐め始め、牙をむく!
と思いきや舐め続ける・・・そしてさらに背中も舐める。
ムフロンは困惑し、足元がよろめく。
その数時間後・・・
ムフロンは安心したのか、ライオンに擦り寄るようにして眠っていました。

ライオンは数日前に我が子を失ったショックから立ち直れずに、その代わりになるものを探していたのでした。
しかし、このような幸せも長くは続きません。
ちょっと目を離した隙に、ムフロンの子供は通りかかったオスライオンに襲われました。
切な過ぎる結末に文字通り絶句するメスライオン。


この不思議な行動は、勿論学者達の間でも議論されたようでした。
メスライオンは母なる愛情を持ってムフロンの世話をしていたという学者もいれば、
ムフロンは弱くしかも子供で、捕食類であるライオンに逆らうことが出来ないいわば囚人のような状況下にあったのだという意見もありました。



ぼくは、どちらにせよひどく傷付いた動物を見るのは初めてでした。

アボカドチップ

一週間前に注文していたストールが届きました。
想像よりミニサイズ、それにぺろんとして・・・物足りない。
これからは実物を見てから買わなくてはと落ち込みながら、それでも首に巻きつけてみる。
あれ?不思議だ。
そこに映ったのは、身体に着せたときに初めて完成される、どこまでも清潔でスマートな
アクセサリーなのでした。

おとなのふりかけ

お土産に貰った「きび団子味」のふりかけがまだ机の上に置いてある。
いつも夕食時になるとふりかけてみようと思うけれど、
疲れているとき、奇怪な食物を喉に通すのは憚られる。だからずっとこうして置いてある。

黄色い朝食

毎年この季節になるとやって来るこの気候が、ぼくはやっぱり好きなのです。
散歩をしたり、ジョギングしたり、外で過ごす時間をたっぷり取ります。


今朝からカート・ヴォネガット著「タイタンの妖女」を読み始めました。
少々奇想天外過ぎて、読み進むのが難航しています・・。
この作家の想像力とその飛躍が大変素晴らしかった、
との情報を得た今となっては簡単に諦めきれず回転椅子でクルクル回りながら頭をフル回転させます。

熊本

台所にとうもろこしの髭が散らばって、見慣れないのでなんとなく興奮していたら、
窓から控えめな光もそれを覗きにやって来ました。おお、髭が反射してブロンドのように見える。
食べるのは久し振り、猫は初めての体験。
チーズは嫌いなのに、とうもろこしは食べるのか・・


大好きな叔母からfacebookのフレンドリクエストが来ていました。
数年前に念願の一軒家を買ったらしく、そこの一室をヨーガ教室として使っているそうです。
ぼくは教室がどうも苦手なので、ひとりで気ままにやっているのですがたまに不安になります。
叔母が先生なら是非通いたいけれど、熊本は遠い。
連れて行ってもらった阿蘇山の火山口のエメラルドグリーンと、
40頭の馬が悠々と暮らす、霧で覆われた大草原が恋しくなります。