水面を滑る・・・

校長先生の誇らしげな声に顔を上げると、そこに卒業証書がありました。
毎日美味しいご飯しか出てこなかった食堂の厨房に挨拶して、その足で「クリムト展」を見に宇都宮美術館へ。
急いだもののあと少しというところで開館時間に間に合わず・・・それでも巨大な兎(彫像)の駆け回る壮大な芝生や林は何年か前に訪れた時のまま美しかったし、迷い込んだ坂道の先には音のしない小柄な湖がありました。そして5年間、湖に通い続けるオカリナ吹きのお爺さんと1時間話し込んで、彼の水面を滑る小石のような、かわいい気持ちになる演奏を沢山聴かせてもらいました。また会う約束をして、祖父母の元へ戻り、犬と真夜中のジョギングへ。そこで、なんと蛍を見つけました!寝ている祖母をたたき起こして見せるとぼくよりずっと喜んでいて・・・ビニール袋ときゅうりを探し始めたので急いで逃がしてやりました。行き当たりばったりの素敵な一日でした。